渋谷で見た光景
ファンの方々の熱量ゆえに叩かれるのが怖いので直接の表現は避けますが、Jって本当に強いなあと改めて感じる出来事がありました。
私は特別誰かを推している訳でもなく、ただはたから見ているだけです。親友はティ◯ラらしいので時々話に付き合うことはあります。
ある平日の昼下がり、渋谷駅構内の普段誰も立ち止まらない地下の一角にだけ人だかりが出来て交通整理まで行われていたのです。何事かと思ったら広告のメンバーと記念撮影をするファンの皆様たちでした。少し前に晴れてデビューを果たしたグループの2枚目のシングル発売時渋谷の広告ジャックの一つだったようです。その後通ったスクランブル交差点前のTSUTAYA前はもちろん言わずもがなの人だかり。
地下街でも人通りが多いエリアの広告ジャックはアニメ関係や他のアイドルの番組記念などで撮影している方を見かけることがありますが、こんな隅っこ一箇所だけでこれほどの集客を見かけるのは初めてのことで非常に印象的でした。
デビューとは何なのか
さて、Jr.の時はみんなデビューを目標にして必死に頑張るわけですが、実際にはJr.が一番花形だということに皆さんはお気づきでしょうか。
この点については当事者たちも恐らく自覚していないと思われます。もしも気づくことがあるとすればそれは運よくデビューを果たした後でしょう。
このブログの最初の記事でも書いたのですが、Jに限らずアイドルはデビューを掴む前の必死にもがく姿が実は一番美しいのではないかと個人的には思っています。甲子園がプロ野球以上に人を魅了するのとも似ています。青春の一瞬の儚さと美しさは表裏一体。
ここを上手く見せて成長を追いかけ応援することが出来るから大きなビジネスになり得ているわけですし、他の大手事務所との差別化要因となっているわけです。
もう一つの特徴は徹底した肖像権のコントロール。この辺りはディズニーと似ていますかね。韓国アイドルにマスターたちが付いて次々新しい画像が供給されているのとは対照的です。どちらがいい/悪いという訳ではないですがSNSありきの現在は後者の方が大きな渦を起こせると世界照準では証明されているように見えます。
映画までこなせる人、ドラマまでの人
Jの話ついでに、最近気づいたことをば少々。
Jはその強い事務所の力と数字を獲得できる実績を持って若手、特にデビュー前後の目ぼしい人材を毎シーズンドラマに出演させています。(おそらくは事務所内での選考でしょうが)演技組は時にビジュアルや人気で選ばれることもあるかもしれませんが、外見が優れているだけではさすがに出演し続けることは出来ない世界。演技の勘どころが優れている人には映画出演の機会が与えられ、その後は演技を軸にキャリアを構築しているように見えます。
特にデビューから5年以上経過した後も映画出演を続けている方はアイドルとしてではなく俳優として世間からも認知されるように思います。Jは演技に限らずこういった直感が優れている方が多い集団ですがそれでもドラマまでの人と映画までこなせる人の違いはあるようですね。
次々生まれる逸材から目が離せない面白い世界です。
小麦が食べられなくてもどうにか生きています。応援してください。