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不器用の美学

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Girls Planet 999(ガルプラ)というオーディション番組が日中韓3カ国で放送されていますね。

今回はYouTubeのハイライトだけにして本編は観ないでおこうと決めていたにも関わらず、5話の途中からついリアルタイムを見てしまい結局最初のエピソードから遡って観るはめになってしまいました。

毎回こういうパターン繰り返しています。

 

以前からオーディション番組にはめっぽう弱くて、Britain’s Got Talentで(失礼ながら)冴えないおじさまのPaul Pottsからの、予想を裏切った清らかな歌声に涙してしまったことがきっかけでした。

その後はOne Direction結成にハマり、日本デビュー時には運よくライブに当選して柄にもなく馳せ参じたりグッズショップに入り浸ったりした小っ恥ずかしい思い出なんかもあります。

ただ、近年はBGTもAGTもやや自分の中でマンネリ化しておりました。

大人も出演するので、ウケる定石、ギャップの演出のようなものを計算して臨む人が増えたためではないかと分析しています。

 

そんな中、五、六年前韓国のオーディション番組SIXTEENをうっかり見てしまったのだから一大事です(最近だとNiZi Projectで人気になったあのJYPがTWICEを輩出した番組)。

何が大変なのかと言えば、まず放送時間が長い。

日本のTVって特番でもない限りレギュラー放送は大体1時間枠だと思うのですが、あちらは1回の放送時間がおおよそ2時間、それが毎週放送されるものだから放送日の夜はあっという間です。

その上アイドル大国流の番組プロモーションがうまくって、SNSで毎日供給があるもので。

こういうのが視聴傾向からおすすめとして高い頻度で表示されるので我慢できずに視聴するとまた次がおすすめされる無限ループに陥ります。

 

こうして、オーディション番組をうっかり観てしまったシーズンは、とても忙しくなるわけです。

SIXTEENおよびTWICEの成功以来Mnetではほぼ毎シーズンアイドルオーディション番組が放送されていますね。

 

Produce 101の時からMnetの悪編や、投票操作は問題になったし、今回の番組もどことなく利権が見え隠れしていたから観たくなかったんです。

日中韓3カ国が絡むとなると政治的な問題も出てくるだろうなあと思っていたら案の定報道がありました。

 

やっぱり観るのを辞めようかとも思ったんですけれども、困ったことにオーディション参加者たちは純粋にダンスや歌が好きな人たちがチャンスを求めているだけなんですよね。

類まれな才能を持つ参加者が人を圧倒する一方で、不器用でなかなかうまくいかない少女たちがもがく姿も映されます。

それを見ていると不器用なことも時に美しいと感じます。

これが成長過程を見られるオーディション番組の醍醐味で、ついつい引き込まれてしまいます。

不器用ながらも誠実に課題に取り組んで、本番で大きく伸ばした実力を披露するとき、観る人は感動するようです。

 

そんなことを思っていたら、9月にwho is princess?という番組情報が解禁されました。

FNCエンタテイメントの日本人練習生が出演するらしく、海外の反応を見るとNiZiUのライバル的位置付けになるのではないか、という意見が散見されました。

また忙しくなってしまうかもしれない…

日本でもオーディション番組ブームがしばらく続きそうですね。

 

ただ、課題もあって番組終了後にいかに人気を保てるかは各苦心しているように見受けられます。

デビューが決まるまでのドキドキ感で応援していた人は、一度デビューできると決まればそれまでの熱量では応援しなくなることが多いようです。

少なくとも毎週番組があったのに番組終了後も新しいコンテンツ供給がこまめにないと、ファンはそれまでのように応援できないから気持ちが離れやすくなりますね。

と、kpop gruのひとりごとを呟いてみます。

ちなみに、なぜか1D以降男性グループにはなかなかハマったことがありません。

以前日本で男性グループ結成のためのオーディション番組があったのは全話観たのですが、どうも男性が最初から泣く画が多すぎて冷めてしまったらしいです。

泣くこと自体がダメなのではなくて、それまで気丈に振る舞っていた人が最後の最後に男泣きした方がグッとくるみたいです。

そのあたりの感性は少し古風なのかもしれません。

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