あるスーパーの話
最近、あるビジネス系TV番組でスーパーが特集されていました。低価格で顧客満足度を上げる企業努力にフォーカスする内容だったのですが、私は本題よりも取材に答えたり背景に映り込んだりするお客さまの方が気になって気になって。
みなさま、漏れなくとてもふくよかだったのです。（なんと私もそこのネットスーパーを利用しています。ええ。自分への戒めを込めつつ書いています。）
別に私はオーガニックや無添加主義ではありません。というよりも小麦が食べられない体質になってしまったので小麦を除去するだけで手一杯。だからここで健康を考えて買い物しないと、とか偉そうなことを述べるつもりはありません。
顧客目線で低価格のスーパーというのは企業努力の賜物ですし生活を支えてくれる有難い存在です。しかし、価格だけを重視すると摂取する食品も偏る傾向があります。大抵の人は、食品を買う場所を2-3店は持っていますからそれぞれの店の個性に合わせて買い物していれば自ずと食生活は豊かになると思いますが。
今の生活を続けるとどうなるのか
少し話が飛躍するように聞こえるかもしれませんが、そういう生活を続けるとどうなるかは同じ習慣を持つ集団を見れば明らかになると思うのです。何もこれは食生活に限ったことではなりません。相手がどのような人か知るにはその人の読む本を見ればわかる、あるいはその人の本棚を見ればその人の器が分かるという言い方も聞いたこともあります。
どのような習慣を持つかによって人が形成されるのだとします。では習慣を形成するのに何が影響しているかと言えば、自分が日々選びとったものだと思うのです。
たった一回の買い物で人生が変わるとはとても実感できませんが、その一回の中にある小さな判断の積み重ねが習慣を形成する。そしてその習慣が人生を形作るのだと感じることが最近度々あります。ということは習慣の力というのを意識して生活するかどうかで、人生が変わるのではないかという考えに至ります。
勤勉な孔雀とは
さて、早いものでこのブログを開始してもうすぐ一周年を迎えます。勤勉を名乗りながらなかなかまめな投稿ができていないのはとても恥ずかしいのですが、無趣味な人間が初めて始めた能動的な余暇の取り組みでした。少しずつ読んでくださる方が増えているのはとても有難いことです。
一年前このブログのタイトルを決める時も迷いました。以前も少し書いた通り「〇〇系OLブログ」みたいなキャッチーなタイトルに出来たら楽だったのですが転職前でピンとくる肩書きもない。不安定な名前をつけておいてすぐ変更するわけにもいかない、とあれこれ考えました。そこでつけることになったのが勤勉な孔雀という奇妙な名前です。
当時転職活動前ということでキャリアの棚卸をしていた時期でもあり、自分が今後の人生で大切にしたい価値観は何なのかを改めて考えた時期でもありました。就職活動時に自分の職業選択の軸を考えさせられませんでしたか。私は心清らかに、美しく生きたいと大真面目に思っていました。
では、美しい生き方とは何なんだろうと考えました。学生の時分には安直ですが、美しい作品を生み出したり、それを愛でたりするのがそのまま美しい生き方だと思っていました。でも、いざ働き始めてみると何だかその定義に違和感を覚えます。
そこで自分が尊敬する生き方をした偉人や身近な人々の共通点を考えてみたところ、皆共通して勤勉な一面を持っていることに気づきました。自分の名前って一生のうちに数えきれないほど書きますよね。それと同じように、これから頻繁に目にするであろうこの名前も、自分が大切にするべき言葉にしたいと思って名付けました。勤勉な孔雀、これからも応援していただければ幸いです。
